2010年10月11日月曜日

Tensou Sentai Goseiger_Epic 34






今回の Goseiger Epic 34 のテーマは、これまでの ヒーローものの話の中でも、

何度となく取り上げられてきた、普遍的テーマ 「人間は護る価値があるのか?」 でした。


マトリンティス帝国は、今度は パワーアップ改造した「シュートのザンKT2」を送り出してきました。


その圧倒的なパワーの前に、Goseiger たちは、まったく歯が立ちません。

そんな中、エージェントのメタルA(アリス)は、Gosei ナイトに、「自分たちは地球を穢すつもりはな

く、地球を穢す人間を支配するため、Gosei ナイト と マトリンティス帝国は、敵対する必要がない」と

語りかけます。

反論する Goseiger に メタルAが 質問。

「じゃあ 聞くけど、ここまで地球を汚したのは誰?愚かな人間でしょ。あんたたちが元に戻せる

見込みは あるというの?それはいつ?何年何月何日 何時何分何十秒?」

… って、小学生かいっっ!(笑)


メタルAが去った後、「地球を穢す人間を護る」という事に 悩む Gosei ナイト。

「考えたいことがある」と言って、立ち去ってしまいました。

そんな Gosei ナイトに、望は

 「Goseiger が、人間を護るために戦い続けるのは、護星天使だからだよ」

と、説明します。が、うーん … 。ちょっと説明になっていないような …。


アラタも、

「人間が地球を穢したというのなら、地球を再びいつくしみ、清める事ができるのも人間。俺たちは

それを信じてるから戦う。」

と言うんですが、その彼らが護る対象である「人間」というか、「人々」の描写が、これまで あまりさ

れていないので、いまひとつ説得力がないように思います。


例えば、地球を穢しているだけと思われている人類が、みんなでゴミ拾いや掃除をしたりして、

きれいにしようとしている、とかの具体的な描写があれば、良かったんですが。


確かに、アラタが言ってる事は、間違ってないし、よくわかるんですけど、言ってる事の裏付け

が ほしかったですね。


悩む Gosei ナイトに、人々のそういった部分を見せて、

「そうか。人間は穢すだけではなく、責任を感じ、ちゃんと地球を きれいにしようとしているのだな。」

と、納得してもらう … という風にしていたら、見ているこちらとしても、納得できたんだけどなぁ。


何というか … すごい乱暴な言い方をすると、万事が万事「上っ面」な感じがします。深く掘り下げる

描写がほとんどなく、薄っぺらいんです。

人間くさくない、まるで「夢物語」を観ているような感覚です。


あと、いつも同じパターンの繰り返しですよね。敵と戦って負けそうな時に、あきらめない気持ちや、

地球や人類を護りたい想いが、天に届いて、奇跡が起きて勝利する … 。


まぁ、「お約束」なのかもしれませんが、勝敗を奇跡に頼るだけじゃなく、もっと心身ともに鍛えてい

る、修行している、といった、いわゆる泥くさい場面もあっていいと思います。


「天使」に、人間くさい、泥くさい描写は、似合わないですかね?

ドラマを観て、泣いたり、怒ったり、笑ったり、感動したり、胸を打たれたり … というのは、

ある意味、人間くさい、泥くさい部分に対して、そうなると思うんですが。



… いやはや、今回は かなりキツイ事を書いてしまいましたね。(汗)

でも、どうでもよかったら、こんな事書きませんから。

どうでもよければ、観なきゃいいだけの話ですし。

「愛のムチ」という事で、どうぞ ご勘弁を。(苦笑)


1 件のコメント:

  1. この間のメッセに返事来なかったんですが、とりあえずゆきなさんのブログにリンクを付けました。
    http://grownupsinspandex.blogspot.com/p/friends-links.html
    宜しくお願いします

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