2010年10月15日金曜日

Kikaider_Kikaider 01_ Android Kikaider Brother












今回は、KikaiderKikaider 01Android Kikaider Brother です。


… 今まで知らなかったんですけど、この KikaiderKikaider 01 って、あの お化け番組

「8時だョ!全員集合」 の 裏で放送してたんですね。(驚)


当時、私は、確か KikaiderKikaider 01 も、「8時だョ ~」 も、観ていたはず … 。

何で、今になるまで、知らなかったんだろか??(謎)

いくら、私が ド田舎に住んでたからって、こんな ゴールデン・タイムの番組が、全国放送とは違う時

間帯に放送されていた、なんてコトはないだろう!

 … と思いたい。(弱)


平均視聴率 ・ 40% の お化け番組の裏で、「Kikaider」 は、初回視聴率こそ、9 % でしたが、

その後 どんどん上昇し、第1クールを過ぎる頃には、16 %という 高視聴率をとるようになり、その

ヒットを受け、続編である 「Kikaider 01」 も製作、放映されたのです。


しかし、好評価を得た一方で、「 【左右非対称のデザイン】や 【中身が透ける部分】が、あまりにも

気持ち悪い」 という批判的な意見も、放映前から業界内にあり、なんと 共演者すらも、あまり好まし

く思っていなかったらしく 、放映が開始されると、視聴者からもクレームの電話が殺到したそうで

す。(呆)


… わかってないなぁー。あのデザインが良いんじゃない。「Android 」の真骨頂ですよ。

原作者で、デザインも担当した 石ノ森章太郎氏も、「自身のデザインワークの中でも 1、2位を争う

傑作だと自負している」って、言ってたくらいなんですから。


特に、これは Kikaider のみだけど、「左右で 段違いになってる頭部」ね。

あれは、Kikaider が “不完全” である事を、見事にあらわしている、重要なポイントなんです。

そういう “不完全” なところが、Kikaider の魅力だと、思います。


私は、どちらかというと、Kikaider の方が、Kikaider 01 より好きです。

何というか、Kikaider 01は、Kikaider よりも 先に造られた、という設定にもかかわらず、

Kikaider  と比べると、「完成されている」 ように思えて、敵との戦いも、Kikaider の時より、ずっと

安心して観られる気が、私はするんです。


逆に、Kikaider は、どうも 危なっかしくて、観ているこっちがハラハラしてしまうんですね。

この 「放っておけない感」 (← 私の造語です(汗)) が、私の なけなしの(笑) 母性本能 を くすぐる

のかもしれません。

体も細くて、顔もなんとなく、さみしそうに見えるし、全身から 「人造人間」 の“哀愁”が漂っている感

じがするんですよねぇ。


まぁ、Kikaider だけでなく、「仮面ライダー」 にしろ、「スカルマン」 にしろ、「ロボット刑事」 にしろ、

「サイボーグ009」 にしろ、石ノ森先生の作品は、“哀愁” に彩られているのですが。


「ロボット刑事」 のエピソードとして、テレビ番組を制作する際に、ロボット刑事Kの頭部について、プ

ロデューサーが、「このデザインで 良いのか?」と、石ノ森先生に聞いたところ、「この形でない

と、“哀愁”が出ない」 と おっしゃった、という話があります。


石ノ森先生が、“哀愁”にこだわって、作品を創っていた事が、如実にあらわれたエピソードですね。



さて、話は変わりまして、4つ目の動画は、ビジンダーの変身シーン、5つ目が、Kikaider 01

 ビジンダーと ワルダーの三角関係による 痴話ゲンカ (違)の動画なんですが …

ビジンダーの 志穂美悦子さん、若いな~。当時、まだ16歳ですってよ。(驚)

師匠であった ソニー千葉の、激烈 ・ 猛プッシュで、配役されたとか。


4つ目の方は、ハカイダ―も、ちらっと出てきますね。意外な事に、ハカイダ―の戦闘シーンとかの

動画が、ほとんどなかったんですよねー。もっとあるかと思ったのに … 残念です。

… っていうか、ビジンダー、ハカイダ―と互角に戦ってるやん。(爆)そんなに強かったっけか?



うーん。やっぱり、古かろうが、新しかろうが、特撮はやっぱり面白いですなぁ。

毎回の事なんですけど、記事にアップする動画を探していて、面白いのが見つかるのは良いんで

すが、思わず見入っちゃって、記事の更新が、どうしても遅くなっちゃうんですよね~。(苦笑)

困ったもんだね、こりゃ。今最大の悩みのタネです。



最後に、今回、Android Kikaider Brother の記事を書くにあたり、いろいろ調べている中で、めち

ゃめちゃビックリした事を、ひとつ。(ご存知の方も多いかも)



Android Kikaider Brother は、日本と同時期の70年代に、ハワイでも 放送されたそうで、それを

視聴して影響を受けた子供たちが、道徳的によく育ったことを評価し、また、その子供たちの世代

が、Android Kikaider Brother  を視聴して、成長することの社会的な意義を、強調しているそう

です。


そして、なんと、2002年4月12日には、ハワイ州知事によって、4月12日が 「ジェネレーション・

Kikaider ・デイ」に制定され、2007年5月19日には、マウイ島市長によって、5月19日が

 「Kikaider Brothers ・デイ」に制定されたそうです。(超絶・驚)



まさか、こんなに人気があるとは … 。すっごい ハワイに浸透してるやん。

日本と同時期に、ハワイでも放送していた事実にも、ビックリですけど。

どうも KikaiderKikaider 01 を、「教育番組」 として、とらえてるみたいですね。


以前、海外では、「日本の特撮やアニメは、暴力的な内容だから、子どもに見せるのは嫌だ」 とい

う人も、少なからずいるという話を聞いた事があるので、こういう話を聞くと、嬉しいですね ♪


もっと、日本の特撮やアニメが、世界中で愛されるようになると いいなぁ。


0 件のコメント:

コメントを投稿